石破首相、選択的夫婦別姓「折衷案もあり得べし」 ネット番組で発言

2025/01/27 11:50 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 石破茂首相は26日に公開されたインターネット番組「ReHacQ(リハック)」のインタビューで、野党や公明党が求める選択的夫婦別姓制度の導入について、通称(旧姓)の使用拡大を法的に担保する案が選択肢になるとの認識を示した。戸籍上で別姓を法的に認めることに自民党内では慎重論が強いことを踏まえ「どちらの考え方にも偏ることができないならば、折衷案もあり得べしだ」と述べた。結論を出す時期は、今夏の参院選前がめどとの考えも示した。

 首相は各種世論調査で、通称使用拡大の法整備を支持する回答が4~5割に上るとして「これが一番多い」と主張した。

 昨年9月の総裁選前は「選択的夫婦別姓にすべきだと思っていた」と明らかにしていた。だが、26日の番組では「総裁として党をまとめる立場になると『俺の考えについてこい』という話にならない」と述べ、立場を修正したことを認めた。番組は25日に収録された。【内田帆ノ佳】

毎日新聞

政治

政治一覧>