石破首相、硫黄島訪問を調整 日米合同慰霊式出席へ

2025/03/12 21:38 

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 石破茂首相は太平洋戦争末期、日米両軍による激戦地となった硫黄島(東京都小笠原村)を訪問する調整に入った。硫黄島で29日に開かれる日米合同慰霊式に出席する。合同慰霊式は戦後50年にあたる1995年に始まったが、現職首相の出席は異例。中谷元・防衛相とヘグセス米国防長官も出席する方向だ。複数の政府関係者が明らかにした。

 首相は戦後80年の節目に太平洋戦争を検証することに意欲を示す。強固な日米の同盟関係を内外に示す狙いもあるとみられる。

 現職首相では2005年に小泉純一郎氏、10年に菅直人氏、13年に安倍晋三氏がそれぞれ硫黄島を訪れた。

 また宮内庁は戦没者慰霊のため、4月に天皇、皇后両陛下の硫黄島訪問を検討している。【園部仁史、中村紬葵】

毎日新聞

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