石破首相、商品券配布「初めてではない」 法に抵触しない認識

2025/03/14 00:32 

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 石破茂首相は13日夜、自民党衆院1期生との会食に際し、自身の事務所が1期生側に1人10万円分の商品券を配っていたことを認めたうえで、「会食のお土産代わりに、ご家族へのねぎらいなどの観点から、私自身のポケットマネーで用意したものだ」と述べた。政治資金規正法や公職選挙法には抵触しないとの認識を示した。「大勢の皆様方にいろいろとご心配をおかけして、いろんな思いを持たせていることについては大変申し訳ないと思っている」とも述べた。首相公邸で記者団に語った。

 また首相は、過去にも会食に際し、今回と同様に商品券を配布したことがあると認めた。記者団に「ありがとうという趣旨でお渡ししたことはある。(初めて)ではない」と述べた。

 首相は今回の商品券配布について、自らの指示で行ったと認めたうえで、「自民党総裁としてご苦労様、ありがとうということ(趣旨)だ。政治活動とは次元の異なる」と述べた。政治資金規正法は政治家の政治活動に関して個人が寄付することを禁じているが、政治活動には当たらないと強調した。【内田帆ノ佳】

毎日新聞

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