国民民主、参院選で泉房穂氏の支援見送りへ 玉木氏「敬意を欠く」

2025/03/28 11:58 

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 夏の参院選兵庫選挙区に、無所属での出馬を表明している前兵庫県明石市長の泉房穂氏について、国民民主党の玉木雄一郎代表は28日、県連推薦方針をとりやめ、独自候補擁立を目指す考えを示した。自身のX(ツイッター)に「先日の出馬会見を拝見し、あまりにも公党に対する敬意を欠いたものだった」と投稿した。また、国民民主兵庫県連も泉氏の支援を表明する予定だった29日の記者会見を中止した。

 泉氏は24日の記者会見で立候補を表明した際、「政党からの公認は受けない。どの政党からでも支援を受けたい」とする一方、「魅力的な政党がない」と発言した。翌25日、Xで「魅力的な政党はあり、熱心に応援なさっている方々もいる中、極めて不適切な表現でした」と謝罪し、前日の発言を撤回した。

 一方、27日にはXで、2023年7月に玉木氏から国民民主の共同代表就任を打診されたと暴露。「自公与党との連立を前提にした話だった」ことを理由に断ったとも投稿した。

 これに対し、玉木氏はXで23年当時、衆院兵庫9区での擁立を巡って泉氏と面会したことを認めた上で「『国民民主党は連立に入った方がいい』とむしろ泉さんの方からアドバイスをいただいた」と反論。共同代表については「候補として泉氏をはじめ複数の方にアイデアを聞いていただいた。『どう思うか?』程度の話だった」とし、泉氏の投稿について「非常に失礼なものであり、大変残念」とつづった。

 泉氏は27日の投稿を一部削除し、「より多くの方々の応援をいただけるよう、努力していきたいと思っています」としている。

 立憲民主党や連合も泉氏の支援を検討している。【遠藤修平、栗田亨、入江直樹】

毎日新聞

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