参院選沖縄選挙区、高良沙哉氏が出馬へ 知事派「オール沖縄」

2025/04/06 16:34 

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 今夏の参院選沖縄選挙区(改選数1)で、玉城デニー知事を支える「オール沖縄」勢力の出馬要請を受けた沖縄大教授の高良沙哉(たからさちか)氏(46)が6日、那覇市で記者会見し、無所属で立候補する意向を表明した。

 自民党は元那覇市議の奥間亮氏(38)の擁立を決めており、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を進める与党と、反対するオール沖縄が争う構図になるとみられ、2026年知事選の前哨戦となる。参政党は新人で琉球大教授の和田知久氏(65)を擁立する。

 高良氏は那覇市出身。北九州市立大大学院博士後期課程を修了し、19年から現職。専門はジェンダー、憲法学。

 オール沖縄からは当初、現職で地域政党・沖縄社会大衆党委員長の高良鉄美氏(71)が出馬に意欲を示した。しかし、24年衆院選で、社大党所属県議が沖縄4区のオール沖縄の候補者を支援しなかったことが問題視され、責任を取る形で断念。オール沖縄の政党や労働団体などで構成する候補者選考委員会で、沙哉氏に出馬を要請する方針を決めた。【比嘉洋】

毎日新聞

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