自民・萩生田氏、超党派議連会長に就任 ASEANとの協力推進

2025/04/16 19:52 

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 自民党の萩生田光一元政調会長が16日、東アジア・ASEAN経済研究センター(ERIA)を支援する超党派議連の会長に就任した。国会内で開かれた議連総会で「日本が前面に立って、ASEANとの協力を推進しなければならない。そのためにERIAにはさらに活動を充実させてもらいたい」と述べた。

 ERIAは2008年に、東アジア経済統合に向けた域内格差是正などの調査・研究を行うシンクタンクとして設立された。同議連は日本とASEANの脱炭素やデジタル分野での協力推進を目指し、ERIAを支援するとしている。

 議連総会には自民や立憲民主、国民民主など各党から国会議員27人が出席。議連の最高顧問に就いた岸田文雄前首相や、小林鷹之元経済安全保障担当相なども参加した。前会長の二階俊博元自民党幹事長は「ASEANとのつながりを強固にすることが必要だ。萩生田新会長のもと、一丸となって力添え、ご支援をお願いする」と呼びかけた。

 萩生田氏は経済産業相や党政調会長を歴任し、東アジア・ASEAN地域との経済・エネルギー分野での連携を深めてきた。自民党派閥パーティーを巡る裏金事件で、党から受けていた党の役職停止1年の処分が3日に満了し、今後活動を活発化させるとみられる。【遠藤修平】

毎日新聞

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