石破首相、フランス大統領らと電話協議 トランプ関税受け意見交換

2025/04/16 20:17 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 石破茂首相は16日、フランスのマクロン大統領と約40分間電話協議し、トランプ米政権の関税措置と中国の報復措置を踏まえ、意見交換した。昨年10月の就任後、マクロン氏との協議は初めて。

 首相は冒頭、「欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分であり、安保分野でも緊密に連携していきたい」と述べた。マクロン氏は「良好な日仏関係を一層発展させていきたい」と応じた。ウクライナ情勢や北朝鮮情勢など国際社会の諸課題についても緊密に連携することを確認した。

 これに先立ち、マレーシアのアンワル首相とも電話協議した。石破首相は「現下の情勢は、東南アジア各国に進出して現地経済に貢献している日本企業にも直接的な影響を及ぼす」と指摘した。マレーシアは今年の東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国。【大野航太郎】

毎日新聞

政治

政治一覧>

写真ニュース