トランプ米政権の関税引き上げを巡る日米交渉で、政府は２８日、赤沢亮正経済再生担当相が４月３０日から５月２日に訪米すると公表した。３０日（日本時間５月１日）にも交渉相手であるベッセント米財務長官と２回目の会談を行う予定。

　赤沢氏は２８日、記者団に対し今回の会談は「難しい交渉」になるとの見通しを示した。「簡単に（議論の）土俵が決まって交渉に入れる可能性もあるが最後の最後までもつれ込んで、全体が決まった時に決まる交渉もあり得る。やってみないとわからない」と述べた。

　赤沢氏は引き続き、自動車や鉄鋼・アルミニウムに対する２５％の関税に加え、相互関税で発動済みの１０％分や、９０日間の発動停止となっている上乗せ分の見直しを要求する見通し。【高田奈実】