参政党の会見 記者の出席は「事前登録なら拒否せず」 神谷氏

2025/08/01 20:52 

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 参政党の神谷宗幣代表は1日の記者会見で、7月の会見で神奈川新聞記者の出席を拒否したことを巡り「我々の徹底した管理、マネジメントができていなかったと思うので、そこは我々も改めていく」と述べ、今後は事前登録を条件に出席を拒否しない運用とする考えを示した。

 参政党は7月22日の記者会見で、参院選神奈川選挙区で当選した初鹿野(はじかの)裕樹氏を批判する記事を繰り返し書いていた神奈川新聞記者の出席を拒否。神奈川新聞によると「事前登録していないと駄目」と党スタッフに言われたという。しかし、この日の会見案内に事前登録を求める文面はなかった。

 参政党は同24日、この記者の選挙中の取材を「妨害行為」と主張し、それを理由として「入場をお断りした」とする見解をホームページで公開した。

 1日の会見には、この記者の出席が認められた。この記者は質問で改めて拒否された理由をただした上で「市民の知る権利が奪われた」として謝罪を求めた。神谷氏は「謝罪をする気は全くありません」と応じず、7月に出席を拒んだ理由については「混乱が生じるのではないかということで(スタッフの)個人の判断でやった」などと語った。

 また、参政党は1日の会見に先立ち、各メディアなどに会見出席を事前登録制とする案内文を配信。神谷氏は会見で、事前登録制に関し「登録してもらえば(記者を)はじくことはない。案内を送るリストを作っておきたいということだ」「意見が違うから(会見に)呼ばないとか、そういうことではない」と述べた。【田中裕之】

毎日新聞

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