自民鹿児島県連、総裁選前倒しは求めず 全会一致で決定

2025/09/06 16:57 

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 自民党鹿児島県連は6日、鹿児島市で執行部役員・選挙対策常任委員会を開き、総裁選の前倒しを求めないことを全会一致で決めた。

 委員会には県連会長の森山裕党幹事長ら所属の国会議員や県議らが出席し、非公開で総裁選前倒しの是非を協議した。

 閉会後に記者会見した森山氏は「国にとって大事な時期。出席者からは世界情勢、我が国の情勢を考えても政治空白を作っている余裕はないという意見が出た」と述べた。総裁選の前倒しを巡っては、麻生太郎党最高顧問が賛同するなど党幹部や地方組織の間で意見が割れている。森山氏は「いろんな意見があって自民党らしいんじゃないか。その中でどう選択していくかが自民党の文化だ」と語った。

 鹿児島では7月の参院選で、自民の公認候補が無所属で立憲民主党推薦の尾辻朋実氏(44)に敗れた。森山氏は「参院選の総括はしている。(前倒しを求めないことと)責任問題は関係ない」と話した。【取違剛】

毎日新聞

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