小林氏、小泉氏との論戦期待 政策「おのずと違い出る」 総裁選巡り

2025/09/13 17:30 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 石破茂首相の退陣表明に伴う自民党の臨時総裁選への立候補を表明している小林鷹之元経済安全保障担当相(50)は13日、小泉進次郎農相(44)が出馬表明したことについて「主張する政策はおのずと違いが出てくるだろう。正々堂々と論戦をさせてほしい」と述べ、政策論争への意欲を示した。地元・千葉県八千代市で開催した後援会の会合後、記者団に語った。

 小林氏は「保守政治家」を前面に押し出しており、総裁選でも保守層を意識した政策を掲げるとみられる。昨秋の総裁選では、選択的夫婦別姓の導入を1年以内に実現すると打ち上げた小泉氏に対し、小林氏は「旧姓の通称使用の拡大が最も現実的だ」として差別化を図った。

 一方、小泉氏については「世代が近く、苦境に立たされた自民党を若い力で(立て直し)、この壁を突破していく思いを共有していると思う」とも指摘。前回総裁選にともに40代で初出馬して戦った小泉氏に対する親近感をにじませた。

 16日に予定される正式な出馬記者会見に向けて「まずは目の前の物価高を含めて強い経済をつくっていくための政策を訴えていきたい。日本の外交・安全保障政策の基軸もしっかりと語っていきたい」と意気込みを語った。【野間口陽】

毎日新聞

政治

政治一覧>