ビーナスを逆から読むと… 高市氏、列島縦断のワゴン車に込めた願い

2025/09/22 16:05 

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 自民党総裁選(10月4日投開票)が22日、告示され、衆院奈良2区選出の高市早苗前経済安全保障担当相(64)が立候補を届け出た。3度目の挑戦となる。県選出の国会議員では小林茂樹衆院議員=比例近畿=が推薦人に名を連ねた。県内の多くの党員が高市氏を応援するとみられる。

 地元事務所は、高市氏が演説する姿とともに「日本列島を、強く豊かに」などと記したワゴン車「Veanas(ビーナス)号」を用意した。逆から見ると「さなえV」と読めるよう、本来のVenusをもじったつづりにした。昨年の総裁選でデビューした車で、青年局の4人が交代で運転しながら北海道を皮切りに列島を縦断。10月3日までに46都道府県を順に巡る予定だ。

 駅前などに停めて「サナエに声を聞かせて」と題し、各地の人の意見や応援メッセージを募る。訪問スケジュールは高市氏のホームページに公開している。陣営は9月23日から県内で街頭活動も行う。

 総裁選は、国会議員票295票、党員票295票の計590票で争う。1回目の投票でいずれの候補も過半数を獲得できなかった場合、上位2候補による決選投票(国会議員票295票、党員票に基づき割り振られる都道府県連票47票)となる。県連によると、総裁選で投票権を持つ県内の党員は8218人。

 毎日新聞が20、21日に実施した全国世論調査で「次期総裁にふさわしいのは誰か」を尋ねたところ、高市氏は自民支持層で22%となり、小泉進次郎農相(44)に次ぐ2位だった。【山口起儀】

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