公明大阪本部「自民との協力変わらず」 国政と地方「次元違う」

2025/10/11 18:46 

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 公明党の連立離脱表明から一夜明けた11日、公明党大阪府本部の石川博崇代表(参院議員)は大阪市内の本部で記者会見した。「国政と地方では次元が違う。府内では自民とのこれまでの信頼関係や協力は今後も変わらない」と述べ、選挙協力など具体的な関係については明言を避けた。

 府本部は2024年の衆院選で自民党大阪府連と共に日本維新の会と対峙(たいじ)したが、候補者を擁立した府内4選挙区で全敗。公明側は自民の「政治とカネの問題」のあおりを受けたとみている。

 この日は自民府連の参院議員、松川るい会長代行からあいさつの電話があったとし、石川氏は「今後協議したい。今決まったことは何もない」と話した。

 石川氏は「少数与党となり、野党なしに予算や法案が成立しなくなった。多党化で国会の政治模様が大きく変わった」と振り返り、野党になることで「(政策実現への)影響力が減じることはない」と強調した。【長沼辰哉】

毎日新聞

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