「もう一度協議を…」 公明の連立離脱、茨城自公は連携継続に意欲

2025/10/11 11:10 

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 公明党の斉藤鉄夫代表が連立政権から離脱する方針を自民党の高市早苗総裁に伝えたことを受け、茨城県内の自公関係者からは10日、「残念」「もう一度連立協議を」といった声が上がった。

 公明党県本部の高崎進代表代行は報道陣の取材に応じ、「党としても苦渋の決断。連立に入るには政策合意が必要で、そこがかみ合わなかったと承知している」と党の判断に理解を示した。一方、地方組織における自民との関係について「茨城は選挙が大変な中でも自民と一生懸命やってきたし、政策においても協力してきた。自民党県連が嫌ということがなければ、協力してやっていきたい」と述べた。

 自民党県連の海野透会長は「公明が離脱したまま高市さんが首相になれるはずもない。再度協議を申し入れてもらわないと困る」と述べた。

 自民は2024年衆院選で7議席中3議席にとどまり、1人は比例復活すらできなかった。今年の参院選では1議席を死守したものの、票を大きく減らした。

 海野会長は「(公明と)別居になっても、公明党県本部とは今まで通りの交流をしていこうと思っている」と県内での連携継続に意欲を示した。【鈴木敬子、井手一樹】

毎日新聞

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