「二枚舌みたいで残念」 国民・玉木氏、自民と合意の維新に恨み節

2025/10/16 09:06 

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 国民民主党の玉木雄一郎代表は15日夜、自身のユーチューブ番組で、日本維新の会の吉村洋文代表と自民党の高市早苗総裁が連立を視野に入れた政策協議を始めることで合意したことに言及し、「つい数時間前まで(維新の)藤田(文武)共同代表と野党の統一候補を目指して真剣に議論していた。二枚舌みたいな感じで扱われて残念だ」とショックをにじませた。また「維新が加わるなら、我々が連立に加わる必要もなくなった」とし、自民と維新による連立政権が成立しても参加しない意向を示した。

 15日夕方にあった吉村氏と高市氏の会談に先立ち、玉木氏は立憲民主党の野田佳彦代表、維新の藤田氏と首相指名選挙での野党候補の一本化について協議していた。

 玉木氏は、維新が水面下で自民と話を進めていたとの見解を示し「公党間の話なので、出し抜いたりだましたりするみたいなことはやめた方がいい。敵になったり味方になったりすることもあるので、政党間の信義はちゃんと守る必要があるんじゃないか」と苦言を呈した。

 また維新が企業・団体献金の禁止を主張していることを踏まえ「企業・団体献金を容認してまで連立を組んだり、高市さんを首相指名で書くことはないと信じている。維新が一番問われるところだ」と述べ、自民に対して企業・団体献金禁止を認めさせるよう要求した。【安部志帆子】

毎日新聞

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