玉木氏、高市政権でも官邸への働きかけ継続意向 「政策ごとに判断」

2025/11/11 13:44 

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 国民民主党は11日、所得税がかかり始める「年収の壁」の引き上げや、教育国債の発行による教育科学予算の倍増などを盛り込んだ経済対策をとりまとめた。玉木雄一郎代表は記者会見で、2025年度補正予算案に盛り込むよう12日に高市早苗首相に申し入れる意向を示した。

 玉木氏は会見で「自民党とも政策ごとに判断して一致できるところがあれば協力して進めたい。信頼関係の醸成度合いに応じて連携のあり方、可能性についても考えていきたい」と述べた。

 玉木氏は昨年11月、首相官邸で当時の石破茂首相と原発の新増設などを含むエネルギー政策を巡り協議。同年12月にも官邸で薬価改定をめぐって石破氏と面会するなど首相への直接の働きかけを続けている。

 国民民主の経済対策には、電気料金に上乗せされる「再エネ賦課金」の徴収停止と将来的な見直しのほか、16歳未満の年少扶養控除の復活なども盛り込まれた。【安部志帆子】

毎日新聞

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