日本維新の会の地域政党「福岡維新の会」は１１日、福岡県議の新開嵩将氏（福岡市中央区選出）と志免町議の牟田口武史氏をそれぞれ１１日付と７日付で除名処分、県議の新開崇司氏（福岡市東区選出）を１１日付で戒告処分にしたと発表した。

　新開嵩将氏はＳＮＳ（交流サイト）で党や党所属議員を批判するなど「党の名誉を傷つけた」、牟田口氏は「身を切る改革をしなかった」、新開崇司氏は離党に関する党内の手続きを逸脱するなど「党の規律を乱した」としてそれぞれ処分し、新開崇司氏の離党届は１１日付で受理した。

　また福岡市議の阿部秀樹氏（中央区選出）、福津市議の大山隆之氏、粕屋町議の牟田口直輝氏の離党届も１０月１８日付で受理した。

　阿部正剛代表は県議と市町議の計６人が減ることについて「非常に残念で党の勢力が減少するのは痛手だ。しかし地方選挙、国政選挙で１人でも多く当選を目指す」と述べた。【池田真由香】