高市首相「長時間労働促す意図なし」 年間大賞に「働いて働いて…」

2025/12/01 14:48 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 今年話題になった言葉に贈られる「現代用語の基礎知識選 2025T&D保険グループ新語・流行語大賞」のトップ10が1日、発表され、年間大賞に高市早苗首相による「働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」が選ばれた。高市首相は受賞式で「この言葉に賛否両論いただきました。決して多くの国民の皆様に、働きすぎを奨励するような意図はございません。長時間労働を促す意図もございません」と述べた。

 「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」は高市首相が、10月に自民党総裁に選出された直後に語った言葉。初の女性総裁としての覚悟を示す言葉である一方、「働き方改革」や「ワーク・ライフ・バランス」に逆行する発言とも捉えられた。賛否が起こる中での受賞となった。

 他に、エッホエッホ▽オールドメディア▽緊急銃猟/クマ被害▽国宝(観た)▽古古古米▽戦後80年/昭和100年▽トランプ関税▽二季▽ミャクミャク――がトップ10入りした。(順位はなし。50音順)

 選考委員会の委員は、神田伯山さん(講談師)、辛酸なめ子さん(漫画家・コラムニスト)、パトリック・ハーランさん(お笑い芸人)、室井滋さん(俳優、エッセイスト、富山県立高志の国文学館館長)、やくみつるさん(漫画家)、大塚陽子さん(「現代用語の基礎知識」編集長)の6人が務めた。【白川徹】

毎日新聞

政治

政治一覧>

写真ニュース