高市首相が代表の政党支部、企業から上限超える寄付 超過分は返金

2025/12/01 17:13 

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 高市早苗首相が代表を務める自民党の政党支部が2024年、法定の上限額を超える1000万円の寄付を企業から受け取っていたことが、政治資金収支報告書の記載で明らかになった。支部は超過分を企業に返金したという。

 この支部は「自由民主党奈良県第二選挙区支部」。24年分の収支報告書によると、支部は24年8月、東京都の企業から1000万円の寄付を受けていた。

 政治資金規正法では企業の規模に応じ、年間の寄付額を750万~1億円と定めている。この企業は資本金1億円のため、上限は750万円と決められている。

 支部の担当者によると、超過分となる250万円は既に返金手続きが完了し、25年分の収支報告書で届け出るという。担当者は取材に「規正法の制限を満たしていると誤認した。ミスでご迷惑をおかけした」とコメントした。【山口起儀】

毎日新聞

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