流行語大賞に国宝(観た) あっという間の3時間、強烈なインパクト

2025/12/01 17:42 

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 今年話題になった言葉に贈られる「現代用語の基礎知識選 2025T&D保険グループ新語・流行語大賞」が1日、発表された。大賞の10語に選ばれた「国宝(観た)」の受賞理由などは以下の通り。

 ◇「国宝(観た)」

【受賞者】

映画「国宝」製作委員会

【受賞理由】

 観客動員数1231万人、興行収入173・7億円を突破、邦画実写の興行収入ナンバー1に輝いた。

 動画配信サービスが普及している現在、この記録的数字は劇場に足を運ぶ人の熱量そのものを表している。

 「国宝観た?」と聞かれたときに、「観た」もあれば「まだ」の声もある。観て感動した人は何回も観たり、原作を読みに走ったりする。鑑賞後の強烈なインパクトから逃れられないのだ。

 鑑賞後に語られるのは、女方がよくはまった吉沢亮さん、横浜流星さんのお二人に田中泯さんのすごみ、そして映像の美しさだ。

 歌舞伎の舞台はこんなにもダイナミックなのだ、とみせてくれるのは映画ならでは。歌舞伎の有名場面カタログ的な親切さも盛り込まれた、あっという間の3時間。

 実際の歌舞伎も観たくなる現象を生んだ。

毎日新聞

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