高市早苗首相が２２日、映画やアニメ、音楽などコンテンツ産業関係者と首相官邸で会談した。政府はコンテンツ産業の海外展開支援を打ち出しており、現場からの声を支援策に生かしたい考えだ。

　意見交換会には、アーティストのこっちのけんとさんやデーモン閣下さん、アニメ映画「イノセンス」などで知られる映画監督の押井守さんらが出席。首相は冒頭で「海外市場で日本のコンテンツの評価が高く、まだまだ市場が広がる。（海外に）展開する時にどういった課題があるかご教示いただきたい」と述べた。

　首相は４日、自身のＸ（ツイッター）でコンテンツ産業について「半導体産業に迫る海外市場規模を持つ、日本の戦略産業です。海外売り上げ２０兆円を目標に、官民連携で強力に後押しします」と支援する考えを示していた。【原諒馬】