高市首相、外為特会の運用巡り「ほくほく状態」 野党から批判相次ぐ

2026/02/01 11:49 

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 高市早苗首相が衆院選(8日投開票)の街頭演説で、円安に伴い外国為替資金特別会計(外為特会)の運用が好調だとし、「今はほくほく状態」と発言した。これに対し、野党からは円安で国民生活が苦しくなっているとして批判が相次いだ。

 首相は先月31日、川崎市内での街頭演説で「今は円安だから悪いと言われるけれども、輸出企業にとっては大チャンスです、食べ物を売るにも。円安で助かっているのは外為特会の運用。今はほくほく状態。円高がいいのか、円安がいいのか」などと訴えた。

 中道改革連合の野田佳彦共同代表は1日、東京都内の街頭演説で円安の影響に触れ、「輸出型企業がもうかっている。政府がもうかっている。それでとどまっている」と指摘。「家計簿をつけながらほくほくしている人がいるか。スーパーの値札を見ながらほくほくしている人がいるか。(首相が)どっちを向いているのかよくわかったのではないか」と批判した。

 泉健太・元立憲民主党代表は1日、X(ツイッター)に「『国民生活はヘトヘト』では?」と投稿した。

 共産党の山添拓政策委員長もXに「物価高や金利上昇による打撃は語らず、都合のよいことばかり強調」とつづった。

 こうした批判を考慮したのか、首相は1日、Xに「私は、円高と円安のどちらが良くてどちらが悪いということはなく、『為替変動にも強い経済構造を作りたい』との趣旨で申し上げました」「円安メリットを強調したわけではありません」と投稿した。

 外為特会は、為替相場の急激な変動の際の為替介入などに備えて設けられている。政府は安全性に留意した上で運用し、収益を追求するとしている。【田辺佑介】

毎日新聞

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