裏金事件、投票行動にほぼ影響せずか 丸川氏や下村氏ら次々当選

2026/02/09 09:52 

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 8日投開票の衆院選で、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件に関わった候補らは次々に当選を決めた。公認された裏金候補43人のうち、落選したのは2人にとどまり、残る41人は小選挙区で当選したり、比例復活当選を確実にしたりした。裏金事件は今回、有権者の投票行動にほとんど影響しなかったとみられる。

 ◇前回は半数以上が落選

 裏金事件に関係した前議員らのうち、自民は今回43人を公認した。内訳は小選挙区38人、比例単独5人。

 43人のうち前回も立候補したのは40人。自民は前回、裏金事件に関係した人を公認しなかったり、比例代表との重複立候補を認めなかったりしたため、当選者は17人にとどまり、半数を超える23人が落選した。

 今回は全員を公認したうえで、比例との重複立候補も原則認めた。その結果、小選挙区に出た38人のうち32人が勝利。前回落選した東京7区の新人、丸川珠代・元五輪担当相(55)や、東京11区の元職、下村博文・元文部科学相(71)らが雪辱を果たした。

 小選挙区で敗れた6人のうち4人も比例復活で当選した。

 落選した2人は、大阪5区の元職、杉田水脈氏(58)と大阪10区の新人、加納陽之助氏(45)。

 杉田氏は、以前から差別的言動を繰り返し、裏金事件では党役職停止6カ月の処分を受けた。24年の衆院選は比例単独での立候補を辞退。25年の参院選には比例代表で挑戦したが落選し、今回大阪5区で初めて擁立されたが、再び敗れた。

 比例単独で立候補した5人は全員が当選した。

毎日新聞

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