フィリピンへ「88式地対艦ミサイル」輸出を検討 防衛省

2026/05/15 11:29 

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 防衛省はフィリピンに陸上自衛隊の地対艦ミサイルを輸出する検討に入った。政府関係者が15日明らかにした。今月上旬に小泉進次郎防衛相がフィリピンを訪問した際、同国側からこのミサイルへの関心が示されたためという。フィリピンとの間では、海上自衛隊の中古護衛艦の早期供与に向けワーキンググループを設置することで合意しており、この枠組みで協議する。

 対象となるのは「88式地対艦ミサイル」。4月から今月にかけて行われたフィリピン軍と米軍の合同軍事演習「バリカタン」に自衛隊が初めて本格参加し、このミサイルの射撃訓練を実施。フィリピンのテオドロ国防相が、同国訪問中の小泉氏と共に視察していた。

 小泉氏は15日の記者会見で、地対艦ミサイルの輸出について「現時点で決まった事実はない」とした上で、「日本の技術や取り組みに評価があることは事実だから、胸襟を開いて議論をしていきたい」と述べた。

 政府は4月、防衛装備移転三原則と運用指針を改定し、殺傷能力のある武器の輸出を解禁した。同志国への武器の輸出を進めることで、海洋進出を強める中国を念頭に抑止力、対処力を高める狙いがある。【竹内望】

毎日新聞

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