日米共同大規模訓練、6月実施へ 陸自オスプレイを宮古島初展開

2026/05/22 20:27 

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 陸上自衛隊は、離島防衛を想定した日米共同の大規模訓練「レゾリュート・ドラゴン」を6月20~30日に九州・沖縄で実施する。陸自によると、陸自のオスプレイを初めて宮古島(沖縄県)に展開するほか、3月にスタンドオフミサイルが配備された健軍駐屯地(熊本県)と富士駐屯地(静岡県)の部隊も参加する。

 レゾリュート・ドラゴンは2021年から毎年、自衛隊と米軍の施設や、民間の空港などで実施。今回は、陸自から健軍駐屯地を拠点とする西部方面隊を中心に約7300人が、米軍は沖縄県駐留の海兵隊中心に約2300人がそれぞれ参加し、全体で1万人近い規模となる見込み。

 熊本、大分両県の演習場では、陸自と米海兵隊のオスプレイを計6機程度使い、人員や物資などの輸送訓練を実施する。宮古島や石垣島(沖縄県)で行う災害対処訓練は、陸自オスプレイで傷病者を米軍普天間飛行場(沖縄県)に搬送する訓練を実施する方向で調整している。また、海上輸送を主な任務として昨年創設された防衛相直轄の海上輸送群から、「ようこう」「にほんばれ」の船舶2隻が初参加する。

 陸自は今年3月、有事の際の反撃能力(敵基地攻撃能力)としての使用も想定される長射程のスタンドオフミサイルの配備を開始した。配備先の健軍駐屯地では今回、ミサイルなどの装備品を使わずに、図上で日米連携などを確認する指揮機関訓練を行う。一方、陸自の「10式戦車」による実弾射撃訓練については、4月に砲弾が破裂し陸自隊員4人が死傷した事故を受け、今回は見合わせる。

 期間中の6月23日は「沖縄慰霊の日」のため、戦没者追悼を考慮し、米軍基地の建物内での訓練のみを実施するという。【宮城裕也】

毎日新聞

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