「GCAP」って? 次世代の戦闘機、日英伊が共同開発

2026/07/09 11:30 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 次期戦闘機の共同開発についてQ&A形式で分かりやすくまとめました。

 Q GCAPって言葉を聞くけど、何のこと? 

 A 日本、英国、イタリアで進める次期戦闘機開発計画「グローバル戦闘航空プログラム」の略称です。2022年に3カ国が共通の機体の共同開発に合意しました。35年までの配備を目指しています。

 Q なぜ次期戦闘機が必要なの?

 A 航空自衛隊のF2戦闘機が35年ごろから退役を迎えます。現代の戦いでは航空機が活動空域で敵より優位に立つ「航空優勢」の確保が不可欠です。各国は最新の「第5世代機」の開発や購入に注力しており、日本も敵に発見されにくいステルス性能や無人機との連携を含む高度なネットワーク性能を備えた機体が必要としています。

 Q なぜ英国、イタリアと共同で開発するの?

 A 政府は10年に研究開発ビジョンを公表し、18年の中期防衛力整備計画には「わが国主導の開発に早期に着手する」と記しました。政府は20年に三菱重工業と契約し、開発に着手。米国企業との共同開発も浮上しましたが、日本と同様に後継機開発を検討していた英伊両国と共同で開発することを22年に発表しました。3カ国の企業が設計を担当します。

 Q 共同開発のメリットは?

 A 3カ国の技術を結集することで、開発コストやリスクを分担できます。これまで多かった米企業からの機体購入と違い、日本主導で開発することで適時適切に改修でき、高い即応性も確保できるとしています。

 Q 計画は順調なの?

 A 英国の投資計画の遅れが指摘されていますが、英政府は6月末に今後4年間の資金拠出を発表。今月3日には3カ国政府でつくる国際機関と設計などを担う合弁会社との契約が27年末まで延長されました。防衛装備庁幹部は「遅れがちだが、F2の退役が控えており、計画通り進める」と話しています。【竹内望】

毎日新聞

政治

政治一覧>

写真ニュース