福岡県が「職員守る」条例制定を検討 議員からの不当要求防止へ

2026/08/07 18:59 

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 福岡県の服部誠太郎知事は7日、議員らからの不当な要求から職員を守るための条例案を県議会9月定例会に提案する方針を示した。また、県職員倫理規則も改正し、議員との関係で職員が守るべきルールを明確化する。県によると、こうした条例の制定や、倫理規則の対象に議員を加えるのは都道府県では全国初という。服部知事は「議会と執行部が正しい距離感、対等な関係でそれぞれの役割を果たす県政を構築したい」と述べた。

 県では、県幹部職員が組織的に議長らの政治資金パーティー券を購入していた問題や、議会の各会派の質問内容が県職員を通じて事前に最大会派・自民党県議団に「横流し」されていた問題などが明らかになっている。

 県によると、新たに制定する条例案は、議員や事業者、知事ら特別職による不当要求の防止が目的。具体的には、優位な地位や権限を利用した口利きや情報提供の強要などを想定している。職員が要求を受けた場合の相談体制や是正措置などの対応策も盛り込む方針。

 また、許認可や補助金交付などに関わる利害関係者から金品や接待を受けてはならないと定めた職員倫理規則を改正し、対象に議員を加える。

 服部知事は7日の定例記者会見で、数十年にわたる積み重ねの中で議員と県職員のいびつな関係が形成され、慣例や慣習が生まれていたと説明。「二度と繰り返さないためにはルールを明確にし、制度として定着させる必要がある」と強調した。【宗岡敬介】

毎日新聞

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