情報活用能力測る「情報Ⅰ」 「想定通り」に受験生も安堵
今回の大学入学共通テストで導入された「情報Ⅰ」は、プログラミングやデータの分析など情報活用能力を測る問題が出された。2022年に公表された試作問題と同様の傾向となり、ベネッセ・駿台予備学校の「データネット実行委員会」の担当者は「試作を踏襲した内容で、易しかったのではないか」と分析した。
情報Ⅰは試作と同じ四つの大問で構成。スーパーマーケットのレシートを題材に、ポイント会員が商品を購入した際の情報の流れやネットショッピングサイトとの連携のメリットを考える問題をはじめ、観光庁の旅行・観光消費動向調査を基にした旅行に関する実態の分析などが出題された。いずれも身近な話題や実生活に関連付けた内容となった。
部活動で部員の担当を割り当てる作業が題材となった設問では、大学入試センターが作成した架空のプログラミング表記「疑似言語」が使用された。試作問題でも疑似言語が使われており、実行委の担当者は「試作問題をよく読み返していた受験生にとっては想定通りと言えるのかもしれない」と指摘する。
受験生の反応がそれを裏付ける。国公立大文系志望の私立高の女子生徒(18)は「模試などで対策したが、何もわからない、という感じではなかった。まずまずです」と安堵(あんど)の表情で話した。
国公立大文系志望の国立高の男子生徒(18)は「プログラミングの知識はそこまで多く問われず、思考力で解ける内容だった。データ分析の内容が長めだったと思う」と振り返った。
埼玉大志望の東京都立高の男子生徒(18)も「志望学部では配点が低くはなかったので対策していたが、模試よりは解きやすかった」という。【井川加菜美、西本紗保美】
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