東大阪市の山中で切断された男性の遺体が見つかった事件で、大阪府警は５日、男性の頭部が大阪市中央区島之内の廃虚となっているマンションの敷地で見つかったことを明らかにした。頭部を入れていたとみられる保冷バッグのようなものも発見された。

　府警捜査１課によると、男性の身元は国土交通省職員の神岡孝充さん（５２）と確認された。神岡さんは、死体遺棄容疑で逮捕された大木滉斗容疑者（２８）と同じ中央区内のマンションの住人だった。

　頭部が見つかったのは２人の自宅から約１キロ離れたマンション。大木容疑者の供述に基づき３日に捜索したところ、マンション１階の敷地内に置かれていたという。

　現場は繁華街ミナミの一角。飲食店やオフィスビルが建ち並ぶ地域で、普段は多くの観光客らでにぎわっている。【林みづき】