天皇誕生日、皇居で一般参賀 「皆さんに穏やかな春が訪れるよう…」

2025/02/23 11:30 

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 天皇陛下の65歳の誕生日を祝う一般参賀が23日、皇居で行われた。天皇、皇后両陛下と長女愛子さま、秋篠宮ご夫妻と次女佳子さまは午前に3回、宮殿のベランダに立ち、集まった人々の祝賀に手を振って応えられた。

 天皇陛下はあいさつで、各地での大雪に触れ「雪の事故などで被害に遭われた方々に、心からのお見舞いをお伝えいたします」と述べた上で、「そのような中にあって、ここ東京では梅の花も咲き、春が一歩一歩近づいていることを感じます。全国各地の皆さん一人一人にとって、穏やかな春が訪れるよう願っております」と話した。

 皇居では天皇誕生日の儀式や行事もあった。午後は宮殿で、新型コロナウイルス禍の影響で5年ぶりの開催となった「宴会の儀」があり、両陛下や皇族方、三権の長ら約120人が出席した。また、「祝賀の儀」では駐日大使夫妻らのあいさつを受けた。夕方には皇后雅子さまと、上皇ご夫妻が住む赤坂御用地内の仙洞御所に足を運んだ。

 宮内庁によると、記帳も含めてこの日、2万3019人が皇居を訪れた。【高島博之】

毎日新聞

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