府警の精鋭たちが「ランニングポリス」 大阪マラソンを安全な大会に
「大阪マラソン2025」(毎日新聞社など共催)は24日、大阪市中心部で開催される。全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)に11度出場している府警陸上部のマラソンサブテン(2時間10分切り)ランナーらが、“ランニングポリス”を務める。日ごろ、要人警護やイベントの警備で培った洞察力と判断力、仕事の合間に鍛錬した走力などを大会運営に生かす。
トップランナーと3万人を超える一般ランナーが参加する大阪マラソンは、注目度が高く、妨害行為の標的になりやすい。2013年のボストンマラソンで爆弾テロ事件が発生して以降、国内の大規模マラソン大会は警察官が走りながら警備するランニングポリスを採用するようになった。
今回の大阪マラソンは、府警の職員約1600人が交通整理や警備に関わる。陸上部からは大阪高、大阪体育大出身で「おおさか」に縁ある大坂祐輝選手が選手として初マラソンに挑み、他の部員6人が走りながら警備にあたる。
部員は全員、警備部第1機動隊に所属している。機動隊はテロ対策や警戒警備、災害救助、爆発物処理などさまざまな任務に当たる。部員は祭りや花火大会、23年のプロ野球・阪神、オリックスの優勝パレードの際の雑踏警備などに出動。ニューイヤー駅伝に不出場の年の元日は戎橋(大阪市中央区)周辺であるカウントダウンイベントを警戒したこともあった。
大坂選手以外の6人はランニングポリスとして参加し、3人1組で各所に散らばる。主に沿道の不審者に警戒を強め、「大阪府警」と記されたビブスを着用して「見せる警備」で犯罪抑止を図る。無線を装着し、現在地付近で不測の事態が起これば連携して初動対応を取り、他の警察官らに引き継いで再び走り出す。部員以外にも短い区間のランニングポリスを務める警察官もいる。
部員は普段、警備部の仕事が優先で月間走行距離は600~700キロ。1000キロを超える実業団のトップランナーと比べると少ない。部員は限られた時間の中で競技力の向上を目指している。前回の大阪マラソンで2時間9分39秒をマークした谷原先嘉(まどか)巡査長は、「走るペースが速くなると周りへの警戒が薄れるのでペースを気を付けたい。走った人が、無事に完走できてよかったと思ってもらえるようにしっかり警戒する」と意気込みを語った。【荻野公一】
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