秋田・男鹿市沖でワカメの収穫体験 袋いっぱい、小学生ら歓声

2025/02/23 17:51 

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 秋田県沖などでワカメの収穫作業が本格的に始まった。23日には男鹿市船川港船川の男鹿マリーナで栽培ワカメを採る体験会が開かれ、県内外の小学生や保護者ら約40人が集まり、鎌を手に成長した重いワカメを刈り取りながら歓声を上げていた。

 男鹿市沖では昨年11月からワカメの種苗をひもに巻き付けて水深約1メートルの位置で栽培。2月23日は地元の関係者が約40メートルのロープを引き上げ、長さ1・5メートルほどに成長した大量のワカメを集まった参加者が1本ずつ丁寧に切り取り、大きな袋に詰め込んでいた。

 男鹿マリーナの秋山孝洋チーフ(32)によると、今年は昨年より10日ほど収穫が早く、「男鹿は今季は比較的雪が少なく、生育が早かった」という。各地では即売会も実施され、3月中旬ごろまでが旬だという。

 ワカメは茎の芯が茶色から緑色に変わるまでゆでて冷水で冷やし、みそ汁やしゃぶしゃぶの具、つくだ煮などになる。しょうゆやポン酢、マヨネーズなどの味付けが合うという。

 秋山さんは「とろとろにするのもお勧めで、男鹿の海産物を少しでも好きになってほしい」と話す。【工藤哲】

毎日新聞

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