渡辺恒雄さんお別れの会 政財界など各界関係者ら3900人参列
2024年12月に98歳で死去した、読売新聞グループ本社代表取締役主筆、渡辺恒雄さんのお別れの会が25日、東京都内のホテルで開かれた。政財界やプロ野球、メディアなど各界の関係者ら約3900人が参列し、遺影が飾られた祭壇に白いカーネーションを供え手を合わせた。
お別れの会を主催した同社によると、高円宮妃久子さまと長女承子さま、石破茂首相、元経団連会長の御手洗冨士夫・キヤノン会長兼社長、長嶋茂雄・巨人終身名誉監督、王貞治・福岡ソフトバンクホークス会長らが参列した。会場で弔辞はなく、渡辺氏が生前に選んでいたクラシック音楽が流された。
石破茂首相は参列後、首相官邸で記者団に「民主主義の発展のためには健全な言論がなければならないという、ジャーナリストとしての強い使命感を持っておられた。歴史のどこにどういう問題、誤りがあったかということについて、感情的にならずに常に冷徹な目をもって見ておられたし、言論人としての責任をずっと果たしてこられた」と語り、哀悼の意を表した。
渡辺さんは1950年に読売新聞に入社し、政治部を中心に活動。自民党の故大野伴睦元副総裁や故中曽根康弘元首相との盟友関係が知られ、戦後の政治報道で存在感を発揮した。政治部長、論説委員長などを経て91年に社長に就任し、読売新聞の発行部数を最盛期で1000万部超まで伸ばした。プロ野球界では96年に巨人のオーナーに就任。パ・リーグ2球団の合併構想を機に2004年に起きた球界再編問題では「1リーグ」化を主唱するなど、その権威はプロ野球界全体に及び「球界のドン」と称された。
渡辺さんは08年に旭日大綬章を受章。1月に政府は正三位を贈ると決めた。【斎藤良太、内田帆ノ佳】
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