豪州ビーチに謎の泡 サーファーら100人超が体調不良 魚の死骸も

2025/03/18 20:53 

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 南オーストラリア州政府は18日、州内の二つのビーチ沿いに、数百メートルにわたる謎の泡が発生し、ビーチを一時閉鎖したと発表した。周辺では大量の魚の死骸が確認されたほか、サーファーらが体調不良を訴えたため、当局が原因を調査している。

 閉鎖されたのはウェイトピンガビーチとパーソンズビーチ。地元メディアによると、ビーチには死んだタコや海水魚が打ち上げられたほか、サーファーら100人以上が目のかゆみやかすみ目、せきなどの症状を訴えたという。

 州当局は、気温の上昇により微細藻類が異常繁殖し、水面が茶色く濁ったり、大量の泡が発生したりした可能性があるとみている。担当者は「過去にも似た現象はあったが、この時期にこれほどの規模で発生するのは珍しい」と地元メディアに語った。【バンコク石山絵歩】

毎日新聞

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