野生のラッコが子育て中 静かに見守って 北海道・霧多布岬

2025/04/27 08:00 

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 北海道浜中町の霧多布(きりたっぷ)岬周辺の海上で、野生のラッコが子育てをしている。

 ラッコや海鳥の保護活動を行うNPO法人エトピリカ基金の片岡義広理事長(76)によると、2016年に3頭が定着。現在(26日時点)はオス1頭、メス6頭、赤ちゃん1頭の計8頭を確認している。

 強風が吹き付ける中、訪れた人たちは赤ちゃんを抱いて浮かぶ母親の様子を双眼鏡やカメラを手に静かに見守っていた。

 片岡理事長は「(霧多布岬では)遊歩道から十分ラッコの姿が見られるので、ドローンや船での接近は絶対にやめてほしい」と話している。【宮間俊樹】

毎日新聞

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