GW、外出前に車点検を バッテリー、タイヤ関連の出動多く JAF

2025/04/27 09:54 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 外出に、なにかとマイカーを利用する機会も増えるゴールデンウイーク。だが楽しいひとときも車のトラブルが起きてしまえば台無しになる。日本自動車連盟(JAF)和歌山支部は外出前のタイヤやバッテリー点検を忘れず実施するよう呼びかけている。

 和歌山支部によると、昨年のゴールデンウイーク期間(2024年4月27日~5月7日)の県内のロードサービス出動件数は746件(1日平均約68件)に上った。

 内訳は一般道への出動が710件で、高速・自動車専用道への出動が36件だった。

 依頼内容で多かったのは、一般道が「バッテリー関連」が多く、高速・自動車専用道では「タイヤのパンク・バースト」が多かった。多くのケースで点検不足やドライバーの知識不足が関係していたという。

 タイヤがパンクする原因で最も多いのはくぎや、ネジなど先のとがったものが刺さったことによるもの。しかし近年は、摩耗やひび割れなどを含むタイヤのメンテナンス不良や、空気圧不足の場合が増加傾向にある。

 この背景として和歌山支部の担当者は「セルフ式のガソリンスタンドが増えたことにより、店員から点検してもらう機会が以前よりも少なくなっている」と分析。長い連休前などには自動車販売会社や整備工場などで点検を受けるようアドバイスしている。

 和歌山支部は、ロードサービスを要請する場合に便利なスマートフォンのアプリの利用も呼びかけている。GPSで現在地を特定でき、救援場所を説明しなくても、質問に答えるだけでロードサービスを要請できる。

 和歌山支部は「悪天候などで救助要請が集中し、電話がつながりにくい場合にもアプリが便利」と呼びかけている。アプリは以下の二次元コードからダウンロードできる。【釣田祐喜】

毎日新聞

社会

社会一覧>