旧国鉄「キハ52」引退イベント、ファン「大したもの」 いすみ鉄道
いすみ鉄道(千葉県大多喜町)は、旧国鉄のディーゼル車両「キハ52形125号車」の営業運転を老朽化に伴い終了した。製造から60年、いすみ鉄道に移ってからの「第二の人生」も、同形最後の現役車両として約13年5カ月にわたって活躍した。27日には大多喜駅構内で引退記念イベントが開かれ、大勢の鉄道ファンでにぎわった。5月10、11日にも開催する。
キハ52は、1965(昭和40)年製。山間部の急勾配を走るためエンジン2基を搭載している。新潟県と長野県を結ぶJR大糸線で引退した車両をいすみ鉄道が譲り受け、2011年4月から観光列車として運行した。一時は「キハ28」と連結した2両編成でファンを喜ばせた。「国鉄一般色」と呼ばれる朱色とクリーム色のツートンカラーが、懐かしい昭和を感じさせる。
昨年9月まで運行していたが、同10月の脱線事故による全線運休で、大多喜駅の車庫に停留したままになっている。部品調達が困難で、検査費用も高額になるとして、車検に当たる8年に1度の全般検査を見送った。
イベントは、1番線にエンジンを稼働した状態で展示。撮影会では普段は立ち入れない線路上からもカメラを向けることができ、ファンに喜ばれた。構内線を往復する乗車体験も行った。神奈川県から訪れた男性会社員(59)は「大糸線時代も乗った。60年も頑張ってよく働き、大したものだと思う。本当なら本線を走って引退させたかった」と話していた。
同鉄道は、事故から半年過ぎても運転再開のめどが立っていない。古竹孝一社長は「たくさんの方々に喜んでいただけてよかった。スタッフ一丸となって再開に向けて頑張りたい」と語った。
イベント参加には、引退記念切符セット(2000円)を購入。乗車体験は1日2回行われ、各40人限定(別途1000円)。問いあわせは同社(電話0470・82・2161)。【高橋秀郎】
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