奈良公園内で今年初の子鹿誕生 「母鹿を見かけたら離れて見守って」

2025/05/02 15:50 

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 奈良公園(奈良市)の鹿の保護などを手がける奈良の鹿愛護会は2日、園内で今年初となる子鹿の誕生を確認したと発表した。公園で子鹿が一般公開されるのは7月下旬の予定で、担当者は「子鹿や妊娠中の母鹿を見かけたら少し離れて温かく見守ってほしい」と話している。

 子鹿は体長51センチ、体重約3・1キロの雌。1日午後1時ごろに公園近くの旅館「江戸三」の職員が1匹で座っている姿を見つけ、愛護会の職員が保護した。現在は母乳を飲むなどして母鹿と共に元気に過ごしているという。

 愛護会によると、収容施設「鹿苑(ろくえん)」で保護している妊娠中の母鹿は1日時点で90頭。今年は約200頭の子鹿が生まれる見通しという。【田辺泰裕】

毎日新聞

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