関西テレビの専務取締役、性加害疑惑で辞任 本人は否定

2025/05/14 17:53 

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 関西テレビ(大阪市)は14日、喜多隆専務取締役が社外の女性から性加害の訴えを受け、社内調査の結果、女性の訴えに一定の真実性があると認定したことを公表した。喜多氏は7日付で辞任した。

 同社によると今年4月上旬、女性から「喜多氏に性加害を受けた」と通報があった。同社は社内調査チームを立ち上げ、外部弁護士も交えて双方から聞き取りを行うなどの調査を実施。「密室での出来事のため確定的な事実の認定はできなかった」としつつ、女性の訴えには一定の真実性があると判断した。喜多氏は性加害を否定しているという。

 同社は喜多氏の処分は行わず、辞任を促し、喜多氏が辞任を申し出た。同社は9日に喜多氏の辞任については公表していたが、「一身上の都合」とのみ説明していた。

 週刊文春電子版が14日、同社が女性から喜多氏の性加害について申告を受けていたことなどを報じていた。【谷口豪】

毎日新聞

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