すぐ脇をトラックが…児童がカメラ付け通学路撮影、映像教材に
登下校する児童に小型の「ウエアラブルカメラ」を装着して撮影した映像を使った交通安全教室が、山梨県笛吹市の小学校で開かれた。市内で2024年10月に発生した小学生の死亡事故をきっかけに、警察署とPTA、地域団体が協力。身近な通学路に潜む危険を子どもの目線で伝える映像教材を製作した。
市立御坂西小(斉藤功校長)で12日、全校児童約500人を対象に笛吹署が開いた交通安全教室。登下校する児童のすぐ脇を走り抜ける大型トラックや、フェンスの陰から突然出てくる乗用車など、映像に登場する危険な場面は、同校の通学路で実際に撮影された。
24年10月、同市石和町の市道で自転車に乗った小学生の男児が軽乗用車と衝突して死亡した。同署や地元の交通安全協会は緊急の会議を開き、ウエアラブルカメラを活用した対策に乗り出した。
同協会など地元の団体がカメラ3台を購入。2月中旬から約1カ月間、御坂西小の児童計6人が、頭やランドセルの肩ひもにカメラを付けて登下校した。同校周辺の通学路は以前から、交通量の割に歩道が狭く、危険性を指摘されており、事故現場近くに住む児童もいるという。
撮影された数十時間に及ぶ映像の中から、笛吹署員が危険な場面を抽出。地元で写真館を経営する同校前PTA会長の田中秀和さん(43)が編集し、約5分の映像にまとめた。田中さんは「映像ではトラックが通る時にかなり圧迫感があった。地域の大切な命を守るため、気をつけてほしいことが伝わるように心がけた」と振り返った。
交通安全教室では、動画を見た後にクイズを通して交通ルールを学んだ。カメラを装着して撮影に協力した6年の中沢優孝さん(11)は「毎日通っている通学路を映像で見ると、車が近くを通っていて驚いた。登校班のみんなで危ない場所を確認したい」と話した。
笛吹署の松田俊彦交通課長は「地域の協力があり、ウエアラブルカメラを署で運用できるようになった。希望があれば、管内の他の学校にも取り組みを広げていきたい」と語った。映像教材は、ドライバーへの啓発にも活用していく予定。【野田樹】
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