北九州・資材置き場から遺体 死因は窒息死か 県警、容疑者を送検

2025/05/22 16:45 

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 北九州市小倉南区の資材置き場の土中から男性の遺体が見つかった事件で、福岡県警は22日、司法解剖の結果、死因は首を絞められたことによる窒息とみられると明らかにした。県警は殺人事件と判断し、死体遺棄容疑で逮捕した土木会社「花山組」社長で、男性の長男の華山龍馬容疑者(46)=同市小倉北区=が殺害にも関与した可能性があるとみて追及する方針。

 県警によると、遺体で見つかった男性は「花山組」会長で華山容疑者の父、龍一さん(当時87歳)=小倉北区。21日に司法解剖したところ、遺体の死亡推定時刻は4月中旬ごろで、首に絞められた痕があった。資材置き場とは別の場所で殺害された後、車などで運ばれて遺棄された可能性が高いという。

 龍一さんは4月17日午後に帰宅後、行方が分からなくなり、5月20日午後に花山組が管理する資材置き場の土中から全身を複数のシートで包まれた状態の遺体で見つかった。周辺の防犯カメラには龍一さんを乗せたとみられる不審な車が映っていた。

 防犯カメラに映っていた車を管理していた華山容疑者は21日に死体遺棄容疑で逮捕されたが、「やっていません」と容疑を否認している。県警は22日、華山容疑者を福岡地検小倉支部に送検した。【川畑岳志、井土映美】

毎日新聞

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