広島被爆者7団体、イラン核施設攻撃に抗議声明「憤りと悲しみ」

2025/06/14 20:22 

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 イスラエルによるイランの核関連施設への攻撃に対し、広島県原爆被害者団体協議会(県被団協)など同県内の被爆者7団体は14日、「『核のタブー』を壊し、核リスクが極限に向かう逆流に、強い憤りと深い悲しみ、不安を禁じ得ない」などとする抗議声明を発表した。

 イスラエルがイラン各地にあるウラン濃縮施設などを空爆していることを「国際法違反の疑いが強い危険極まりない暴挙」などと非難し、イランの報復攻撃への懸念も示して「双方とも武力行使は直ちにやめるべきだ」と訴えた。「核兵器を使わせない被爆80年となるよう、私たち被爆者は命ある限り訴える」と強調した。【武市智菜実】

毎日新聞

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