不妊症の着床前検査、対象拡大へ 35歳以上の女性が目安
不妊治療の一環として、体外受精させた受精卵の染色体を調べる着床前検査について、日本産科婦人科学会(日産婦)は6日、流産や死産を繰り返す夫婦などに限っていたルールを見直し、高年齢の不妊症の夫婦にも広げる方針を示した。35歳以上の女性を目安とする。8日にも新たな運用を始める。
受精卵の染色体異常は、不妊症や流産を繰り返す不育症の一因となる。検査で正常な受精卵を母胎に戻すことで、流産を減らし妊娠率を高めるとの期待があるが、倫理的な課題もあり、日産婦は慎重に運用を進めてきた。
2022年から始まった一般診療では、検査をしても患者あたりの出産率の向上は見られないなどとして、対象を体外受精で繰り返し妊娠できなかったり、流産や死産を繰り返したりした夫婦に限定してきた。一方、不妊治療中の夫婦などからは、流産を経験しなくても初めから検査を受けられるよう求める声が出ていた。
日本生殖医学会は4月、体外受精で多くの受精卵ができた高年齢の患者については、着床前検査で1回の胚移植あたりの出産率が改善するなどの有効性が研究で示されつつあるとして、検査対象を広げるよう日産婦に要望していた。
日産婦の三浦清徳・臨床倫理監理委員長は記者会見で「海外の研究成果も出つつあり、医療現場の実情に合わせて変更した」と説明した。一方、「(染色体の数が異なる)ダウン症などを排除するような、スクリーニング目的の検査ではない」と強調した。【寺町六花】
-
史上初 4人同時に四段昇段 プロ入りへ 将棋の奨励会三段リーグ
将棋の第77回奨励会三段リーグ戦最終日の対局が6日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、最終成績で上位2位に入った岩村凜太朗三段(19)=14勝4敗=と生垣寛人三…社 会 2時間前 毎日新聞
-
成年式記念 「ボンボニエール」のデザイン公開 描かれたのは?
秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さまの成年式が執り行われた6日、宮内庁は祝宴の招待者に秋篠宮家から贈られた菓子器「ボンボニエール」の写真を公開した。 皇室では、結婚や…社 会 2時間前 毎日新聞
-
江の島の水難事故、母親が死亡 男児は治療中 神奈川・藤沢
6日午前11時半ごろ、神奈川県藤沢市にある江の島で「海で人が溺れている。『助けて』と声が聞こえた」と110番があった。母子2人が救急隊などに救助されたが、いず…社 会 4時間前 毎日新聞
-
福岡・太宰府市長、「M-1」2回戦進出 自虐ネタで会場沸かせ
福岡県太宰府市の楠田大蔵市長(50)が6日、よしもと福岡大和証券劇場(福岡市中央区)であった漫才日本一決定戦「M―1グランプリ2025」の1回戦に出場した。太…社 会 5時間前 毎日新聞
-
悠仁さま、成年皇族に 皇室で40年ぶりに成年式
秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さまは19歳の誕生日の6日、成年皇族の仲間入りを示す「成年式」に臨まれた。皇居・宮殿などで古式ゆかしい儀式が続いた。 中心的な儀式「加…社 会 6時間前 毎日新聞