栃木・野木教委、82万円の使途不明金 職員を処分「管理できず」

2025/10/02 17:54 

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 栃木県野木町は、不適切な会計処理を行い、計約82万円の使途不明金を発生させたとして、同町教育委員会の20代職員を1日付で停職6カ月の処分とした。職員は同日付で依願退職。指導監督する立場にあった上司2人を戒告処分とした。

 町によると、職員は昨年度、スポーツイベントの事務局を担当。施設利用料を入金していなかったほか、町駅伝大会と県民スポーツ大会で通帳からおろした金額と支出額が一致せず、計82万4722円の使途不明金が出たとしている。

 また、県民スポーツ大会では決算書の作成を怠っていた。4月に異動してきた上司が資料を確認し発覚。職員は「1人で業務を抱え忙しすぎて、請求書、領収書が管理できなかった」と話しているという。既に全額を弁済している。【有田浩子】

毎日新聞

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