札幌市がヒグマの画像を公開 南区の住宅街付近のカメラに映る

2025/10/02 17:03 

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 札幌市は2日、南区の2地点の固定カメラで1日夜に撮影された複数のヒグマの写真を公開した。撮影はほぼ同時刻で2地点は約6キロ離れている。周辺はヒグマの目撃が相次いでおり、注意を呼びかけている。

 一つは、南区藤野2の1の住宅街の近くで1日午後8時50分ごろに撮影された。親グマと子グマ2頭の歩く様子が捉えられている。南に約1キロの藤野の山林で9月30日午前に親子のヒグマ2頭、十五島公園(藤野1の5)で1日午後に子グマが駆除されていた。

 もう一つは、南区南37西11の住宅街の近くで1日午後8時55分ごろに撮影された。1頭が歩く姿で、後ろ脚の一部が写っていなかった。付近の南37西10の国道では1日午前2時35分ごろ、ヒグマ1頭が目撃されている。

 秋元克広市長は2日の定例記者会見で「早朝、夜間の外出に注意し、ゴミ出しのルールを徹底してほしい」と述べた。【水戸健一】

毎日新聞

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