渋谷区が「迷惑」ハロウィーン対策発表 ハチ公像囲い、交通規制も

2025/10/02 17:31 

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 東京都渋谷区は2日、トラブルが懸念されるハロウィーン期間の渋谷駅周辺の対策を発表した。キャッチフレーズに「禁止だよ!迷惑ハロウィーン」を掲げ、路上での滞留や飲酒、喫煙などの防止を図る。

 区はハロウィーンの31日、渋谷駅周辺に125人の警備員を配置し、多くの人が集まるハチ公像は30日~11月1日、囲いを設置する。また、コンビニなどに酒の販売自粛を求めるほか、駅周辺で交通規制を実施する。区は昨年並みの約1万8000人の人出を見込んでいるという。

 ハロウィーンでは、「お祭り騒ぎ」に乗じた迷惑行為が問題視されている。渋谷区内では2018年に群衆が軽トラックをひっくり返す騒動があり、区は19年、路上飲酒など迷惑行為を禁止できる条例を制定。24年には路上飲酒を通年で禁止する改正条例が施行された。

 記者会見で長谷部健区長は「仮装して路上で写真を撮るだけでも、多くの人が同様のことをすれば大きな事故につながる」と注意を呼びかけている。【白川徹】

毎日新聞

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