広島・パグウォッシュ会議が閉幕 事務総長「核の危険性増している」
広島市の広島国際会議場で5日閉幕した科学者らの国際会議「パグウォッシュ会議」の世界大会で、主催者側が閉会式後に記者会見し、5日間にわたる大会を振り返った。
フセイン・シャハリスタニ会長は今回、広島を初訪問した。原爆資料館を見学した際は、原爆投下時の子どもや女性たちの写真が印象に残ったという。「核兵器は人間にとって深刻で最も危険なものであることを認識させられた」と述べた。
今大会は、被爆者と科学者による対話やノーベル平和賞受賞3団体との公開討論のほか、イスラエルとパレスチナの和平プロセスの未来について元閣僚による対話が行われた。
シャハリスタニ氏は、世界で核兵器を使うリスクが冷戦以降、最も深刻な状態となっていると指摘し「核実験をする国によって、新たな実験をしようという動機付けが他国に生まれる可能性もある。参加者は大会で学んだ教訓を母国に持ち帰って伝えてもらいたい」と語った。
閉会式では大会を総括する「広島宣言」が発表された。カレン・ホールバーグ事務総長は「終末時計は過去最も短いあと89秒しかなく、核の危険性が増している。平和な世界を取り戻さないといけないことを広島から発信しようという強い思いを宣言に込めた」と説明した。【井村陸】
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