岩手県庁がクマ対策チーム増員、60人体制に 人身被害相次ぎ
ツキノワグマによる人身被害が相次ぐ岩手県は6日から、対応する職員を増やして約60人体制で対策に取り組む。このうち約20人で緊急対策チームを設置する。
現行のクマ対策を担う自然保護課の15人に加えて、本庁と出先機関の職員40人が被害対策を兼務するなど全庁を挙げて取り組む。環境生活部長が緊急対策チームのリーダーを務める。
県庁で5日に開いた関係部局長会議では、クマ対策の基本方針を定めた。人の生活圏への出没防止、出没時の緊急対応、捕獲する人材の育成・確保など五つの柱で基本方針を構成する。
早急に行うべき対策として、侵入防止柵の設置▽無人航空機(ドローン)やAI(人工知能)カメラを活用したクマの行動管理――などを挙げた。クマによる死者が出た北上市、一関市、雫石町での被害分析や、箱わなの整備やセンサーカメラ導入による捕獲体制の強化も必要としている。
また、国への要望もまとめた。市町村長の判断で発砲できる緊急銃猟が難しい場合に対応するため、麻酔銃を使用できる捕獲従事者の要件緩和▽国を主体とした定期的な調査による頭数や分布状況の把握▽生態の科学的分析▽捕獲活動への十分な予算措置――などを求めている。【山田英之】
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