流行語大賞にトランプ関税 見直し求め派遣の赤沢亮正氏が受賞

2025/12/01 18:04 

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 今年話題になった言葉に贈られる「現代用語の基礎知識選 2025T&D保険グループ新語・流行語大賞」が1日、発表された。大賞の10語に選ばれた「トランプ関税」の受賞理由などは以下の通り。

 ◇トランプ関税

【受賞者】

赤沢亮正経済産業相

【受賞理由】

 25年1月20日、第2次トランプ政権が発足。就任早々トランプ関税の発動が始まった。

 4月には日本を含む貿易相手国に「相互関税」をかけるとSNSでリストを公表。関税率が大統領権限で決められるのかという法律的根拠も、数値の計算式もよくわからないながらも、とにかく交渉せざるを得ない前代未聞の貿易関税は世界各国をふりまわした。

 関税の見直しを求めて日本から派遣されたのは、赤沢亮正経済再生担当大臣(当時)。ホワイトハウスでMAGAキャップをかぶって見せたり、自身を「格下も格下」と表現したりするなどの場面もあったが、結果は関税率15%で決着。トランプ政権を相手に粘り強い交渉をやりとげ、帰国する赤沢氏に頼もしさを感じた国民は多い。

毎日新聞

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