<1分で解説>「冷たい酒飲みたくて」捜査中飲酒など 兵庫県警処分

2025/12/23 16:19 

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 勤務中に飲酒やパチンコを繰り返すなどの不祥事が発覚し、兵庫県警の警察官27人が停職や減給などの処分を受けました。上司も監督責任を問われ、組織全体の規律の緩みが明らかになりました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「兵庫県警の警察官による不祥事と処分」を解説します。

Q 兵庫県警でどんな不祥事があったの?

A 兵庫県警の外事課に所属する警察官たちは、勤務中に立ち飲み屋でお酒を飲んだり、パチンコ店に行ったりしていました。また、若手警察官の中にはスマートフォンで海外のオンラインカジノを利用して賭博をしていた人もいました。

Q どうして勤務中に飲酒やパチンコをしていたの?

A 外事課は、重要な技術が海外に流出するのを防いだり、テロ対策を担当したりする警察の部署です。一部の警察官は「暑い時に外で長時間仕事をしていると冷たい酒が飲みたくなり、つい飲んでしまった」と説明しました。

Q どんな処分を受けたの?

A 飲酒やパチンコをした警察官9人は停職6カ月の懲戒処分などを受けました。オンラインカジノを利用した警察官9人も停職や減給などの処分を受けています。

Q 上司も処分されたの?

A 監督できなかった責任を問われ、外事課の警部や警部補なども戒告の処分を受けました。

Q 今年は他にも不祥事があったの?

A 警察官が勤務中にスマートフォンでゲームをしたり、バーベキューで飲酒後にパトカーを動かして車体のライトを照明代わりに使用したりする不祥事が相次いで発覚しました。

Q 今回の処分は多かったの?

A 2025年に兵庫県警で懲戒処分を受けた人数は48人で、過去10年で最も多くなりました。組織の規律の緩みが大きな問題になっています。

毎日新聞

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